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空調エアコンのドレン異常が発生する仕組みについて教えてください
ドレン異常はドレンパンにドレン水が満水になった時に発生する異常状態です。
■ドレン水って何ですか?
“室外機で冷却された冷媒”と“部屋の中の暖かい空気” が室内機の中で熱交換されます。結果として”部屋の中の暖かい空気が冷やされる”わけですが、この時、空気中の水分が結露して水になります。この水がドレン水です。
■通常、ドレン水はどのように処理されるのですか?
冷房時に発生したドレン水はドレンパンに溜まって行きますが、通常はドレンポンプによって汲上げられ、ドレンホースを通して室外に排出されます。
■何故、ドレンパンが満水になってドレン異常になってしまうのですか?
水位センサーがドレンパン満水を検出し、ドレンパン異常に繋がる原因は以下の2点が多いようです。
①ドレンポンプの吸込み口が詰まる。
②ドレンポンプの故障
■ドレンポンプ詰まりはどうすれば防げるのですか?
ドレンパンの中には水分やほこりが有るのでぬめり(スライムといいます)が発生しますが、このぬめりが多くなってくると、ドレンポンプの吸込み口に溜まって塞いでしまうようになります。
そこで、
・1年に1回程度、ドレンパンをクリーニングすることでドレン異常の発生を未然防止できます。
・ドレンパンは発砲スチロール製ですので、汚れがひどくなった時は安価で交換が可能です。
ドレンパンクリーニングは年間を通して冷房を使用している以下のような場合に特におすすめです。
(ドレンパンクリーニングには半日程度かかるため冬場の実施をおすすめします)
サーバー室で使用のエアコンや厨房で使用のエアコンなど、ドレンパン異常で空調が停止してしまう前にドレンパンのクリーニングをおすすめしています。
ドレンパンのクリーニングを含めて、空調のことなら何でもセイフルまでご相談ください⚒️⛑